3.11を超えて〜東日本大震災から3年〜
日の出地区
液状化の苦難を糧に
(茨城新聞2014年3月5日(水)1面より抜粋)

東日本大震災から3年が経とうとしています。
その中で、震災以降ずっと活動を続けている方にスポットを当てた茨城新聞の企画がありまして、管理人杉山もそのうちの一人として取材をうけました。
『ずっと続けてきたきた人だから感じる変化。なにかありませんか?』そんな取材依頼をされてから、当時のtwitterログや、新聞記事、やりとりしたメールの数々を引っ張り出し今までの事を改めて振り返ってみました。
正直、私の気持ちの中は意外に当時からあまり変化がないもので「変わらないよ」という返事も用意していたんですが、私個人の鹿行魂ステッカーを配り歩いていた狭い範囲の反響の変化は感じていたので、村田記者には私の周りの狭い範囲の変化を特に伝えました。
ご存じかとは思いますが、潮来市内特に日の出地区は街全体が、まだまだ復旧途上の段階。
ですが、その他の地域は道路やライフラインもすっかり復旧していて目に見える範囲では震災のあとかたを目にする事が難しくなりました。
先日仕事先の職人さんから
私のかばんに貼ってある鹿行魂のステッカーを見ながら
「いつまで鹿行魂騒いでんだ?」
「もう終わりだっぺ」
と言われました。
私が鹿行魂を作っているとは知らないようでしたので、(この言葉は)この方の(気を遣わない)本心だな・・。
きっとこの人の中ではすっかり復興したんだな。
そう思えれば良いことだと思いました。
良いことと言えば、私自身震災以降地域への愛着が前より強くなりました。
地域が好きな気持ち。照れ隠しで蔑んだ言い方しちゃったりもするけど、
でもこころの中では大好き。
だいそれた事はできないけど、そんな風に思える小さなきっかけ作り。
私もそれだったらずっと続けていけるかな。と思っています。 管理人杉山